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2023.08.21

放置は危険!?鳥の巣や鳥の糞に潜む病原菌と病気まとめ

皆さんは、住んでいる家や街で鳥の巣や鳥の糞が落ちているのを見かけたことはありませんか?

 

私たちの住んでいる街の中には、鳩やカラス等の沢山の鳥が生活しています。

都市部や住宅地でも鳩やカラスが増加し、糞害などに悩まされる方が増えています。

特に、マンションやアパート等の集合住宅のベランダ・街路樹・工場・倉庫・駅・高架下などで糞害・鳥の巣作りなどによる鳥害が増えています。

 

 

 

野生の鳥たちは、体内に様々な菌やウィルス、寄生虫を持っており、様々な病気やアレルギーを引き起こす原因となります。

鳥だけでなく、鳥が生活している巣にも、沢山の菌やウイルス・寄生虫が潜んでいます。

また鳥の糞にも様々な菌やウイルスが潜んでいます。

この記事ではそんな鳥の巣や鳥の糞に潜んでいる病原菌や病気について紹介します。

 

 

【目次】

① クリプトコッカス症

② オウム病

③ ヒストプラズマ病

④ トキソプラズマ症

⑤ ニューカッスル病

⑥ サルモネラ食中毒(サルモネラ感染症)

⑦鳥アレルギー

⑧ 鳥インフルエンザ

⑨まとめ

 

 

 

① クリプトコッカス症

クリプトコッカス症とは、クリプトコッカスという真菌(カビ)によって引き起こされる感染症です。

鳥(特に鳩)の糞で、汚染された土壌・腐敗した樹木・木材に高い確率で含まれています。

乾燥に強いことが特徴で、2年以上も菌が生存し続けます。

クリプトコッカス症は空気感染もし、乾燥した糞を吸い込んでしまうことで発病します。

軽症の場合には、皮膚炎や発熱の症状で済みますが、重症化してまうと深刻な肺炎や神経障害をおこす髄膜炎や脳炎を引き起こす可能性があります。

最悪の場合、死に至る可能性もあるため、注意が必要です。

基本的には、免疫が低下した方に感染しやすく、健康な方は無症状のことが多いです。

糖尿病・悪性腫瘍・ステロイド投与を受けている等の持病をお持ちの方は感染リスクが高い為、注意が必要です。

 

 

② オウム病

オウム病とは、オウム病クラミジアによって引き起こされる感染症です。

「オウム」とつくのでオウム・インコの病気と思われがちですが、鳩などの鳥からも感染することが知られています。

オウム病クラミジアは、野生やペットの鳥の体内に生息する微生物で、鳩の30〜70%も保持しているとされます。

鳩の糞の中に潜んでいるクラミジアを吸い込む事によって感染します。

オウム病の潜伏期間は約1〜2週間で、急激な高熱と咳などの症状が出ます。

初期症状は悪寒を伴う高熱・頭痛・全身倦怠感・食欲不振・筋肉痛・関節痛などが起こります

軽い場合は風邪程度の症状ですが、高齢者などは重症になりやすい為、注意が必要です。

 

 

③ヒストプラズマ病

ヒストプラズマ病とは、ヒストプラズマ真菌というカビの一種が原因となり発症する感染症です。

鳩の糞等に含まれるヒストプラズマ真菌を大量に吸入した際に感染する可能性があります。

感染すると、インフルエンザに似た症状のほか、結核に似た症状が起こる可能性があります。

一般的に数週間で自然治癒しますが、免疫力が弱い方場合は致命的な病状に発展したり、乳児が感染すると悪化しやすいという特徴があります。

 

 

④ トキソプラズマ症

トキソプラズマ症とは、トキソプラズマという寄生虫が原因となって起こる感染症です。

トキソプラズマは全人類の3割~5割が感染していると言われており、非常に広く蔓延しています

健康な方は感染しても無症状か、数週間のあいだ軽い風邪のような症状が出る程度です。

HIV感染患者の方などの免疫不全の方には重篤な症状を引き起こすため、特に注意が必要です。

また妊娠中の女性が感染することにより起こる先天性トキソプラズマ症は、死産および自然流産だけではなく、胎児に障害が残るなど、重篤な症状をもたらす可能性があります。

 

 

⑤ ニューカッスル病

ニューカッスル病とは、病原性ニューカッスル病ウイルスによって起こる鳥の病気です。

多くの野生鳥類に感染する病気ですが、ごく稀に人に感染する可能性があります。

人に感染する場合は、鳥が持つ病原菌が寄生虫などを介し、急性結膜炎や、インフルエンザに似た症状を引き起こします。

 

 

⑥ サルモネラ食中毒(サルモネラ感染症)

サルモネラ菌が原因となって起こる食中毒。
鳩のおよそ2割がこの菌を持っているといわれています。
サルモネラ菌は集団食中毒の原因となる可能性が多く、激しい腹痛・下痢・おう吐・発熱などの症状を引き起こします。

これらの症状は3~4日続きますが、1週間以上に及ぶ可能性もあります。

小さい子供や高齢者では重症化リスクが高く、回復も遅れる傾向があるため、注意が必要です。

 

 

⑦鳥アレルギー

鳥アレルギーとは、鳥飼病とも呼ばれる鳥類の羽毛や糞などに含まれるたんぱく質を吸入した際に起こるアレルギー反応です。

発熱、せき、呼吸困難がおもな症状で、鳥をペットとして飼われている人に見られることが多い、過敏性肺炎の一つです。

原因の多くはペットである鳥の糞です。

乾燥した鳥の糞は小さな粉になり、かごの中で鳥が羽を広げた際や動き回る事で空気中に乾燥した糞を撒き散らしてしまいます。

それを人が吸い込んでアレルギー反応を引き起こしてしまいます。

 

 

⑧ 鳥インフルエンザ

鳥インフルエンザとは、主に鳥類に感染するインフルエンザウイルスです。

特に症状が強く死亡率が高いものを、高病原性鳥インフルエンザといいます。

人へ感染する可能性は極めて低いウイルスですが、過去に人間が感染した事例も報告されています。

鳥インフルエンザウイルスが野鳥から人へ感染した事例は知られておらず、感染した鳥に直接接触したり、ウイルスを含む糞便等を吸引するなどの特殊な場合を除いて、通常人に感染することはないと考えられています。

万一、野鳥に触れたり、糞に触ったりした場合は、しっかりと手洗いとうがいをしましょう。

 

【注意】

この記事の内容は、各省庁・専門機関の情報を引用させていただいております。

弊社で確認のうえ掲載しておりますが、情報に関しては責任を負いかねます。

予めご了承くださいませ。

 

 

⑨まとめ

鳥の糞や鳥の巣には病気の原因となる菌やウイルスが沢山潜んでいます。

どちらも鳥がいる時はもちろんですが、鳥がいなくなったからといって放置はするのは大変危険です。

 

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