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2023.09.04

「鳥の巣や鳥に寄生するノミやダニ」と「ノミやダニが原因となって発症する病気・症状」まとめ

この記事をご覧になっている方で、家の中でノミやダニに刺されて困っていませんか?

 

もし心当たりがある方は、住んでいる家に鳥の巣がないか一度確認してみて下さい。

なぜなら、鳥や鳥の巣にはノミやダニが潜んでいる場合があるからです。

 

ノミやダニの中には、鳥の体に寄生する種がいます。

また鳥類が生活する鳥の巣にも、多くのノミやダニが生息している場合があります。
そのノミやダニが家に侵入し、被害を発生させている場合があり、実際にとりさぽでもその様な被害が報告されています。

 

この記事では、そんな鳥の巣や鳥に寄生するダニと、ダニが原因となって発症する病気や症状について、紹介いたします。

 

 

【目次】

①鳥や鳥の巣に潜むダニの種類

②ダニが原因となって発症する病気や症状

③まとめ

 

 

 

①鳥や鳥の巣に潜むダニの種類

 

・トリサシダニ

トリサシダニとは、鳩やムクドリ等の鳥に寄生するダニで、いわゆる「屋外ダニ」の一種です。
基本的には鳥類に寄生し吸血するダニで、主に鳩から吸血しますが、二次的に人からも吸血します。

家の「雨戸」や「軒下」、「ベランダ」、「換気扇」、「屋根瓦のすき間」等に鳩やムクドリなどの野鳥は、巣を作ることがあります。
トリサシダニは、そこで作られた鳥の巣で繁殖していき、宿主である鳩やムクドリが巣立った後に、トリサシダニは吸血源を求め、室内に侵入します。

 

トリサシダニによる被害は、ヒナが巣立つ5月〜7月にかけ、被害が急増します。

刺されると、痒感の強い小発赤が体のあちこちに見られます。

体色は淡灰色で幼体は乳白色をしており、吸血するといずれも黒褐色になります。

体長は約0.7~1ミリメートルでイエダニに似ています。

成虫はほとんど宿主の体に付着しており、吸血しなくても2~3週間は生存することができます。

メスは卵を宿主の体表に産み付け、その数は一生に100個と言われています。
卵は1~2日後に孵化し、1~2週間で成虫になります。

 

 

・ワクモ

ワクモとは、トリサシダニと同様、野鳥に広く寄生するダニの一種です。

主に鶏の害虫とされていますが、ムクドリ・ハト・スズメ等の野鳥から、ペットの小鳥などにも寄生することがあります。

 

ワクモは基本的に鳥が休息する夜間に吸血します。
活動中は集合フェロモンにより地面の割れ目や材の繋ぎ目などに集まり交尾や産卵をしています。
人からも吸血しますが、繁殖には鳥類の血液を必要とするため鳥のいない環境では次第に死滅します。

人から吸血する場合は、皮膚炎をおこすとされており、養鶏場の作業員の方が被害に遭われた例も報告されています。

ワクモは体長0.6〜1.0mm、未吸血時は灰白色で、吸血すると赤色になります。

春から秋にかけて盛んに繁殖し、冬場は活動が衰えます。

 

 

・スズメサシダニ

スズメサシダニとは、トリサシダニと同じく野鳥に多く寄生するダニの一種です。
名前にスズメとありますが、スズメだけでなく、鳥類を寄主とする吸血性のダニで、ハトやムクドリ、スズメ、ツバメやその巣に多く見つかります。

 

通常は乳白色をしており、吸血後は赤褐色になります。
外見上はトリサシダニと非常に似ており、区別することは困難です。
トリサシダニより一回り小さく、積極的に人からも吸血します。

体調は0.6〜0.8mmほどで、活動はトリサシダニと類似しており、吸血先の鳥がいなくなると、人から吸血することもあります。

 

 

・コウモリトコジラミ

コウモリトコジラミは、コウモリが潜んでいる屋根裏などに生息しています。

トコジラミはダニやノミではなく、カメムシの仲間の昆虫ですが、コウモリに寄生する吸血害虫です。

寄生されたコウモリが人家などに巣をつくると、二次的に人間を吸血し被害が出ます。

人間が吸血される際は夜間に行われることが多く、首や手足など肌の露出部に被害を受ける場合が多いです。
コウモリトコジラミに吸血されると、その時にはあまり痛くないが、数日経ってから吸血痕が腫れてきて痒くなる場合があります。

体調は4〜6mm程で、カメムシのような悪臭を発します。

またコウモリには「コウモリマルヒメダニ」や「コウウモリマダニ」といったダニが潜んでいる場合もあります。

 

 

▼その他の鳥に潜んでいる可能性があるノミやダニ

・トリヒゼンダニ

・ウモウダニ

・ツバメヒメダニ

・ケダニ

・フタトゲチマダニ

・キチマダニ

 

 

 

②ダニが原因となって発症する病気や症状

「トリサシダニ」等の鳥に寄生するダニやノミが原因となって起きる症状は、皮膚炎やアレルギー症状があります。

どちらも深刻な痒みを引き起こしたり、呼吸器に害を及ぼす恐れがあります。

 

上記で紹介したトリサシダニに咬まれ吸血されると、激しい痒みや炎症が起きます。
吸血された場所は、赤いブツブツができ、赤く腫れあがるなどの症状が出ます。

 

また皮膚症状以外にも、ダニの死骸や糞を吸い込むことで、「アトピー性皮膚炎」や「アレルギー性鼻炎」や「喘息」などの症状を引き起こすこともあります。

ダニ媒介感染症等の重篤な感染症に繋がる危険性もあるため、ダニが好む高温多湿の5月〜8月は特に注意が必要です。

 

▼ダニが原因となって発生する症状・病気例

・痒みや赤いブツブツ等の皮膚炎

・アレルギー性鼻炎

・アトピー性皮膚炎

・喘息

・ダニ媒介感染症

・ダニノイローゼ

・偽ダニ症

 

 

【注意】

この記事の内容は、各省庁・専門機関の情報を引用させていただいております。

弊社で確認のうえ掲載しておりますが、情報に関しては責任を負いかねます。

予めご了承くださいませ。

 

 

 

③まとめ

鳩やカラス・ムクドリ等の鳥は、糞害や騒音被害だけでなく、上記で紹介した寄生しているダニやノミによる二次被害が起きることがあります。

特に巣立った後の鳥の巣を放置している場合は、すぐに撤去・対策を行うことをオススメします。

また鳥の巣や鳥たちの飛来が確認できた時点で、早めの対策を行うことで被害を最小限に食い止めることができます。

とりさぽでは、鳥の巣の撤去や鳥の駆除だけでなく、上記でご紹介した症状について一緒にご相談いただくことが増えています。

症状の治療方法等につきましては、ご案内することは難しいです。
仮に鳥や鳥の巣が原因と疑われる場合は、その対策方法等をご案内できる場合があります。
お悩みの方は、お気軽にお問合せ・ご相談下さい。

 

とりさぽでは、そのようなご相談だけでも、真摯に対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。

 

とりさぽでは有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。

害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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