お知らせ
2023.10.02
駅や駅周辺で発生する「鳩・ムクドリ等の鳥によって起こる被害」と「被害が起きやすい場所」まとめ
通勤・通学や旅行等、様々な場面で利用する鉄道の駅。
日本には大小様々な約9000の駅があり、特に東京の新宿駅・渋谷駅・池袋駅のように一日の利用者数が200万人を超える駅もあります。
そんな鉄道の駅の中には鳩やムクドリ等の鳥にとって居心地の良い場所がたくさん存在していることをご存知でしょうか。
鉄道を利用する機会がある方は、プラットホームの屋根や看板の上等にネットやスパイク(針のような対策資材)が設置されているのをご覧になったことがある方も多いと思います。
全国の駅では、私たちが利用しやすいよう様々な鳥被害対策が施されています。
とりさぽにも、被害や対策の相談をいただくことが多々あります。
この記事では、駅や駅周辺で起きる被害や被害が起きやすい場所をまとめています。
【目次】
① 鳩やムクドリ等の鳥が駅や駅周辺の場所を好む理由
② 駅や駅周辺で起きる鳥被害
③ 駅や駅周辺で鳥被害が起きやすい場所
④ まとめ
① 鳩やムクドリ等の鳥が駅や駅周辺の場所を好む理由
駅や駅周辺の場所で起きる鳥被害の原因となる鳥は複数いますが、特に多く報告されている鳥は鳩とムクドリです。
鳩は周囲が何かに囲まれている場所を好む習性があります。
鳩は本来、崖や岩棚といった前後左右に何かしらの障害物がある場所に巣を作っていました。
そういった障害物に囲まれていることで、外敵から身を隠しやすく安全に過ごすことができます。
駅はその意味では、プラットホームやホーム上がる階段・駅ビルの施設等、構造が複雑になっており、鳩にとっては好都合な場所と言えます。
またエサや水場が近くにある場所も好みます。
駅は人が集まるため、駅中の施設やその周辺に様々な飲食施設が並んでいることが多かったり、人が食べているお菓子や食べ物のカスがホームに落ちたりします。
その為、餌となるものを容易に得ることができる場所は、鳩にとっても過ごしやすい場所になります。
ムクドリは人の多い賑やかなエリアを好む傾向があります。
詳しい理由は定かになっていませんが、賑やかな場所の方が外敵となるフクロウやカラス等から身を守りやすいのではと考えられています。
ムクドリは都市部に適応した鳥として、駅だけでなく民家や街路樹など、人の生活に関わる場所に数多く生息しています。
皆さんも駅前の開けた場所にある外灯や街路樹にムクドリの大群がいるのを見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。
鳩やムクドリだけでなく、全ての鳥に言えることですが、駅は他の施設とは違い、改札やホームは外と直結しています。
その為、侵入もしやすいです。
雨風を凌げる場所も多いため、まさに鳥にとっては過ごしやすい場所といえます。
② 駅や駅周辺で起きる鳥被害
・糞害
駅構内や駅周辺は人通りが多い箇所が多く、プラットホームの屋根内部や駅構内の看板・街路樹に停まっている鳩やムクドリの糞が下を歩く歩行者にかかる危険性があります。
その他の記事でも紹介している様に、鳥の糞には呼吸器疾患を引き起こしたり、結膜炎を引き起こす可能性がある感染症の病原菌が潜んでいる可能性があります。
また鳥の糞が原因で、重篤なアレルギーを引き起こすこともあります。
直接、体にかかった場合はもちろんですが、地面に落ちた糞が乾燥することで、空気中に漂う糞の粒子を吸い込んでしまう危険性もある為、注意が必要です。
また地面に糞が溜まることで、景観を損ねたり、悪臭を発する可能性があります。
・騒音被害
駅周辺の騒音被害は、特に夕方以降、ムクドリの群れが集まる際に発生します。
駅周辺の街路樹や外灯、電線等がムクドリで埋め尽くされている状態を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
大量のムクドリが集まった際の鳴き声の大きさは凄まじく、掃除機の音ほどの騒音と言われています。
耳障りに聞こえる度合いを越しており、恐怖を感じる方もいます。
③ 駅や駅周辺で鳥被害が起きやすい場所
【駅構内】
■プラットホーム
・天井・屋根
プラットホームの天井には、太さや形状が様々な鉄骨が交わる様な構造をしています。
その為、鳩やムクドリ、スズメなどが待機したり巣を作りやすい隙間や場所が多いです。
・電灯/照明
ホームを照らしている電灯は様々な形のものがありますが、上部が空いており、待機できるような形状の場合は鳥の待機場所になる可能性があります。
・標識/看板
ホームに設置されている標識や隣り駅を案内している看板などは鳥の待機場所として最適です。
看板に待機することで、看板に汚れや、利用者に糞がかかるなどの問題が発生する場合があります。
■階段(エスカレーター)
改札口からプラットホームまでを繋ぐ階段やエスカレーターの天井や屋根も被害が発生しやすい場所です。
【駅周辺】
■駅前ロータリー
駅前のロータリーでは、タクシーやバス停までの通路やその待機場所まで通路シェルターが設置されている場合があります。
通路シェルターも構造上内側に隙間があるものが多く、鳥の待機場所になる可能性があります。
■街路樹
駅前の広場などにある街路樹はムクドリの群れの待機場所になりやすい箇所です。
街路樹の枝に群れが停まるため、街路樹やその下の地面は大量の糞で埋めつくされます。
■外灯
広場や道を照らす外灯の上部は鳥の待機場所になりやすい箇所です。
■鉄道橋
鉄道橋とは、その名の通り、鉄道の橋です。
鉄道橋の高架下のスペースや橋桁の突起したスペースは鳥の待機場所や巣を作りやすい箇所となる可能性があります。
④まとめ
いかがだったでしょうか。
毎日多くの方が利用する鉄道の駅。
冒頭でお伝えしたように日本には約9000の駅が存在しており、その構造・周囲の環境も様々です。
そして、この記事でご紹介したように駅や駅周辺には、鳥が好む場所が沢山あります。
その為、駅や駅周辺の鳥害対策が難しく、一度対策しても再発してしまうという事例も多々あります。
駅を利用される方が気持ちよく利用していただく為にも、駅の構造・被害状況・周辺環境・鳥の習性等を正く把握したうえで、正しい対策を行うことが必要です。
とりさぽでは、個人の住宅から法人の大規模施設まで豊富な対策実績があります。
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とりさぽは、ご相談だけでも真摯に対応させていただきます。
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