どんな害鳥獣でお悩みですか?

お知らせ

お知らせ

2023.10.16

鉄塔や電波塔などの高所での鳥被害と対策まとめ

私たちが日常生活することにおいて、『電気』や『電波』はかかせないインフラとなっています。

 

家電・スマホが普及した現代で、停電や電波障害が起きると、一定の期間で生活がとても不便になることを経験された方も多いことでしょう。

その『電気』や『電波』を私たちが利用できるようにする為の設備が『鉄塔』や『電波塔』です。

 

 

『鉄塔』や『電波塔』は、私たちの生活に無くてはならない大事な設備です。

 

そんな『鉄塔』や『電波塔』ですが、実は鳥たちにとって居心地の良い場所になっているのをご存知でしょうか?

普段生活している私たちには、あまり馴染みのない場所ですが、実はカラスやムクドリ等の鳥たちによって、被害が発生して場所でもあります。

 

とりさぽにも、鉄塔や電波塔での鳥被害のご相談を多くいただいております。

 

この記事では、そうした鉄塔や電波塔での鳥被害とその対策についてご紹介します。

 

 

【目次】

①『鉄塔』や『電波塔』とは

②『鉄塔』や『電波塔』での鳥被害

③『鉄塔』や『電波塔』での鳥被害対策

④ まとめ

 

 

 

①『鉄塔』や『電波塔』とは

 

『鉄塔』とは、主に発電所や変電所で作られた電気を送電する送電線を支える役割をしており、私たちの住む街中から、山間部まで至る所に設置されています。

高さは一般的に40〜60mほどです。

 

 

形状や用途も様々で、下記のような種類があります。

 

・標準鉄塔

平坦で障害物のない場所に設置する通常の鉄塔。

・特殊鉄塔

特殊な場所に設置する鉄塔。長径間鉄塔、海峡越鉄塔または川越鉄塔、撚架鉄塔、分岐鉄塔、引回鉄塔などの種類があります。

・懸垂鉄塔

送電線をがいしを通して、垂直に吊り下げるタイプのがいしの鉄塔。

・耐張型鉄塔

送電線が、がいしを通して、鉄塔の左右から引っ張られる形で接続されている鉄塔。

・直線鉄塔

隣接する鉄塔が直線状に並んでいるもの。

・角度鉄塔

送電線がその場所で折れ曲がって配置されている鉄塔。

・引留鉄塔

変電所などで送電線の一方は懸垂、他方は引込み線となっている鉄塔。または変電所などに建つ初番鉄塔や最終鉄塔。

・保安鉄塔

安全を確保するために特別に設けられる鉄塔。

 

上記のように鉄塔と言っても様々な種類があります。

またスマホ等の電波を送る基地局が併設されている場合もあります。

 

『電波塔』とは、電波を送信する塔のことで、電波を送信する送信所の設備の一つです。

 

 

主にテレビの電波やラジオの電波を送信する役割を担っています。

高さ10mから50mほどのものが多いですが、東京スカイツリーや東京タワーのように展望施設なとが複合された巨大な電波塔も存在します。

電波はさまざまな要因により干渉を受けやすく、建物に遮られたりすることもある為、多くの電波塔は送信区域全体を望む山の上に設置されます。
地形起伏がない市街地に建てる際は、周囲の建物よりも高い自立式鉄塔を設置することが多いです。

 

 

 

②『鉄塔』や『電波塔』での鳥被害

 

鉄塔や電波塔は見晴らしがよく、鳩やカラス・ムクドリ等の鳥たちにとって、人が接近できない安全な場所となります。
全国の鉄塔でカラスの営巣やムクドリの飛来がよく見られます。

 

 

・糞害

送電線を支えている鉄塔では、鉄塔や周辺の送電線にムクドリの飛来が多くみられます。

ムクドリは4月から6月にかけての繁殖期に入り、樹木や建物の軒下などに巣を作ります。
繁殖期が終了する6月頃から郊外の竹林や市街地の街路樹などに「夏ねぐら」を作り、数百から数万羽の大きな群れを作ることがあります。

この時期、夜にねぐらへ戻る前に一時的に、樹木・建物・鉄塔・電線等に飛来することがあります。

ムクドリの群れが飛来することで、送電設備の下には大量の糞が溜まります。

糞が溜まることで、他の記事でもご紹介しているように、周囲の景観を損ねます。

また鳥の糞には大量の病原菌が含まれていたり、害虫が繁殖する可能性があります。

 

・停電事故・電波障害の恐れ

鉄塔にはカラス等の鳥たちにとって、居心地の良い場所になりやすいです。

その為、飛来を繰り返すうちに鉄塔に鳥の巣を作ることがあります。

鳥の巣を作る材料といえば、木の枝を想像される方が多いと思いますが、実はハンガーや針金などが鳥の巣の材料になっている場合があります。

そのハンガーや針金が、送電設備に接触することで、不具合が発生し、場合によっては大規模な停電に繋がる恐れがあります。

 

 

 

③『鉄塔』や『電波塔』での鳥被害対策

 

上記のように『鉄塔』や『電波塔』で起きる鳥被害は、大きなトラブルに繋がる可能性がある為、早急な対応や対策が必要です。

 

ですが、カラスやムクドリ等の全ての野生鳥獣は、鳥獣保護法によって保護されており、特別な許可なく捕獲したり、ヒナや卵のある巣を撤去することは禁じられています。
(捕獲・撤去には管轄の役所にて、有害鳥獣捕獲申請をする必要があります。また巣の撤去だけでなく、結果や対策内容の報告を提出する必要があります)

特に鳥の巣を撤去する場合、巣は高所にある為、卵や雛の有無がわからない場合が多く、巣に近づくと親鳥からの威嚇や攻撃を受ける可能性があり、注意が必要です。

 

とりさぽでは、鳥類の巣の撤去をご依頼いただいた場合、まずは管轄の役所にて有害鳥獣捕獲申請を提出させて頂きます。
(ご担当者様や管轄する役所により許可が下りるまで、1週間から10日ほどかかります。)

申請が受理され、許可がおりましたら、実際に巣の撤去を行います。

(巣は高所にある為、十分に現場検証を行い安全に施工いたします)
巣の撤去後、結果を申請書へ記入し、役所へ内容の報告を提出して完了となります。

またとりさぽでは、巣の撤去だけでなく、再発防止の対策まで行っております。
弊社取り扱いの忌避剤で用いた再発防止の実績もございますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

④まとめ

 

いかがだったでしょうか。

『鉄塔』や『電波塔』は電力会社や管理会社が管理を行っている為、一般の方だと鳥被害や鳥の巣を発見しても、対応をどうしていいかわからない場合が多いと思います。

その場合は管轄の電力会社や役所に相談してみましょう。

電力会社によっては、定期的に対策を行っていたり、問い合わせを受け付けている電力会社もあります。

大規模な事故に防ぐためにも、正しい対策を行うことが必要です。

とりさぽでは、個人の住宅から法人の大規模施設まで豊富な対策実績があります。
お悩みの際は、お気軽にお問合せ・ご相談下さい。

とりさぽは、ご相談だけでも真摯に対応させていただきます。

鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。

とりさぽでは、有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。

害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

お問い合せはこちらから

 

※記事で掲載している写真はイメージです。(実際の設備と記事の内容は関係ございません)