お知らせ
2023.11.06
鳥獣保護法・有害鳥獣捕獲申請とは?鳥被害の原因となる鳥の捕獲や鳥の卵の撤去に必ず必要な申請を解説!
鳩・カラス・コウモリ・ムクドリ等の鳥が原因となる被害でお困りの方はとても多いです。
鳥被害は鳥の種類・周辺の環境・季節によっても様々ですが、代表的な鳥被害が「鳥が巣を作ることで起きる被害」です。鳥の巣ができることで、糞害やヒナの鳴き声による騒音被害などを引き起こします。
特に糞には、病原菌やダニ・ノミ等の害虫が含まれている可能性があり、放置していると深刻な被害が発生する恐れがあります。
このような被害に早期で対策を行うことはとても重要です。
ですが、早急に対応すべきとは言っても対策を行うには注意が必要です。
特に個人で対策をお考えの場合は、お気を付け下さい。
その理由は、鳥獣保護法という法律があるからです。
多くの場合、巣にはヒナや孵化前の卵がある可能性が高く、鳥獣保護法ではヒナや卵のある巣の撤去を禁止じています。
日本では必ず上記の様なヒナや卵のある巣の撤去だけでなく、野生鳥獣の捕獲を行う際は各市区町村に申請を行う必要があります。
その為、勝手にヒナや卵のある巣を撤去してしまうと、最悪の場合、鳥獣保護法違反となり、1年以上の懲役または100万円以下の罰金を科せられる可能性があります。
そうならない為にも、この記事では「鳥獣保護法」・「有害鳥獣捕獲申請」に関する情報をまとめています。
【目次】
①鳥獣保護法とは
②有害鳥獣捕獲申請とは
③有害鳥獣捕獲申請は専門業者に任せる方が良い理由
④『抜粋』関東地方で鳥獣捕獲申請が行える窓口
⑤まとめ
①鳥獣保護法とは
鳥獣保護法とは、正式名称を「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」といい、大正7年に制定されて「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」(法律第32号、旧・狩猟法)を全面改廃する形で、平成14年7月12日に公布された法律であり、一般的に「鳥獣保護法」と言われています。
鳥獣保護法は、日本国内における鳥獣の保護および管理と狩猟の適正化を図る目的の法律であり、現在は環境庁が管轄しています。
鳥獣保護法では、野生の鳥類や哺乳類の捕獲・保護・飼養の規制や、環境の保護、個体数の調整、狩猟に関する制度などを定めた法律であり、対象は鳥類または哺乳類に属する野生動物(ネズミ・モグラ類、海棲哺乳類含む)となっています。
また許可を申請していない人が鳥獣を殺傷したり、傷つけることは禁止しています。
とりさぽによくご相談いただく鳩・カラス・ムクドリ・コウモリ等も野生の鳥獣になりますので、対象となります。
▼鳥獣保護法についての詳細はこちら(環境省ホームページ引用)
https://www.maff.go.jp/form/pdf/4_chapter2.pdf
②有害鳥獣捕獲申請とは
有害鳥獣捕獲申請とは、原則として被害防除対策によっても被害が防止できない場合、被害者若しくは被害者から依頼を受けた捕獲従事者が捕獲許可の申請を行い、許可後捕獲作業を行う為に必要な申請です。
有害鳥獣捕獲申請は、各都道府県の県庁及び都道府県から権限譲渡された市区町村にて申請を行うことが可能です。
有害鳥獣捕獲の申請をする場合は、下記の書類を各行政の申請窓口まで提出する必要があります。
※この記事では、東京都環境局ホームページに掲載されてる内容を参考に引用させていただきます。
※書類の形式や種類が異なる場合がございますので、捕獲申請を検討される方は必ずお住まいの行政に必要書類をご確認下さい。
ア 鳥獣捕獲許可等申請書
イ 捕獲等又は採取等をしようとする事由を証する書類(理由書)
ウ 捕獲等又は採取等をしようとする場所を明らかにした図面
エ 捕獲等の方法を明らかにした図面
オ 被害状況写真
カ 被害防除対策状況写真(又は図面)
キ 狩猟免状の写し
ク 有害鳥獣捕獲依頼書
ケ その他必要と認められる図書
コ 従事者証交付申請書
上記の10枚の書類が必要となります。
それぞれフォーマットが用意されている書類もありますが、図面等は自分で用意する書類もあります。
また狩猟免状が必要となっており、一般の方には申請難易度が高い内容となっています。
③有害鳥獣捕獲申請は専門業者に任せる方が良い理由
有害鳥獣捕獲申請は前項の様に、申請に必要な書類が多く、
市区町村により卵は県、雛は市区町村と業務が分かれている行政があることや、市区町村の担当者が現場確認に来ることもあり、専門の知識を持っていないと申請をすることが非常に難しくなっています。
また専門知識を持っていない方が申請をすると、申請から許可が降りるまでは時間がかかる可能性が高く、被害が早急に対応しなければいけない状態となっている場合、被害が拡大する恐れがあります。
申請を得ることができても、
・被害場所が高所の場合は転倒の危険
・対策中に鳥の巣や糞に潜んでいる病原菌やダニ・ノミ等の害虫に触れたり吸い込むことによる衛生被害
・不十分な対策による再発する危険性
・対応後も報告書を提出
等、危険や手間がかかる可能性があります。
その為、申請は専門の知識を持った業者に依頼することをおすすめします。
④『抜粋』関東地方で鳥獣捕獲申請が行える窓口
とりさぽに特に相談が増えている東京・神奈川・千葉・埼玉の各都県の「有害鳥獣捕獲申請を行うことができる窓口」と「鳥の巣作り等による被害に関する情報」を抜粋して紹介します。
【東京都】
・東京都環境局
有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/birds/capture.html
・練馬区
練馬区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/sumai/machibika/karasu/taisaku.html
・大田区
大田区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/kankyou/karasu/hina.html
・新宿区
新宿区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file08_02_00001.html
【神奈川県】
・神奈川県ホームページ
有害鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/faq/p3324.html
・横浜市
横浜市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/412b42ba-1427-4448-bcc6-512702809258/start
・川崎市
川崎市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000017260.html
・相模原市
相模原市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/1026489/kankyo/1026504/1015732/1008060.html
【千葉県】
・千葉県ホームページ
有害野生鳥獣の捕獲に関する情報が掲載されています。
https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/yasei-hokaku/index.html
・千葉市
千葉市では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.chiba.jp/kankyo/kankyohozen/hozen/shizen/sizen_yuugai_krs_q-a.html
・船橋市
船橋市では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kankyou/010/p101759.html
・松戸市
松戸市では、鳩(ハト)・カラスの被害に関する情報が掲載されていました。
→松戸市の鳩(ハト)被害に関する情報
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/kankyou/shizenkankyo/yaseichoju/hatohigai.html
→松戸市のカラス被害に関する情報
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/kankyou/shizenkankyo/yaseichoju/karasuhigai.html
【埼玉県】
・さいたま市
さいたま市では、野生鳥獣に関する情報が掲載されています。
https://www.city.saitama.jp/001/008/001/p036709.html
・川口市
川口市では有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01100/021/choju/26241.html
・川越市
川越市では有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/kurashi/kankyo/sonohokakankyo/chojyu.html
⑤まとめ
いかがだったでしょうか。
鳥被害は、私たちの生活に支障をきたす場合が多く、様々な被害をもたらします。
鳥獣保護法によって多くの野生鳥獣は法律で守られていますが、被害を放置をしていると更に拡大したり、翌年以降に再発を繰り返す事態になってしまう可能性があります。
そういう場合は一人で悩まず、専門の業者に相談してみましょう。
とりさぽは、そうしたご相談だけでも真摯に対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。
とりさぽでは、有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。
害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。