コラム
2023.06.26
関東地方(東京・神奈川・千葉・埼玉等)で急増中!?鳥の巣の撤去・駆除について
衛生面や騒音面から早く解決したいと考える方が多い、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の鳥の巣による被害。
鳥が巣を作ることで起きる様々な被害は、毎年5月〜6月にかけて急増します。
鳥の巣が作られることで、鳥の糞による『糞害』や『騒音トラブル』が起きたり、鳥に寄生する「ダニ・ノミ」が原因による蕁麻疹や痒み・ムズムズするといった症状が出たりします。
すぐに対策したいと思っていらっしゃる方は多いと思いますが、勝手に巣を撤去することは法律違反となり、罰金を払う可能性もあります。
必ず、行政または専門の対策を行える業者さんに相談をしましょう。
今年の『とりさぽ』では、特に関東地方(東京・神奈川・千葉・埼玉等)にお住まいの方からの相談をいただいております。
この記事では、鳥の巣による被害に悩まれている方向けに情報をまとめたページです。
【目次】
① 鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の鳥の巣作り時期
② 鳥の巣ができることによって起こる被害
③ 鳥の巣を駆除・撤去方法は?勝手に行うのは法律違反になる可能性がある。
④ 2023年被害が増えている東京・神奈川・千葉・埼玉で鳥獣捕獲申請が行える窓口
⑤ まとめ
① 鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の鳥の巣作り時期
鳥が巣作りをする時期はエサの豊富な3~5月です。
(スズメは、繁殖期が複数ある為、3~8月と幅広くなります。)
鳥が巣を作る期間は10日ほどかかります。
そして巣を作ってから、巣立つまでは50日ほどです。
鳥は巣を作る際に、「外から見えにくい場所」、「雨風がしのげる場所」、「外敵に襲われにくい場所」、「高い場所」を選ぶことが多く、具体的には「ベランダ」、「家の軒下」、「室外機の裏のすき間」、「天井裏」、「雨どい」、「戸袋の中」等です。
また商業施設やオフィス・電信柱や鉄塔にも巣を作ることがあります。
そのような場所で、特に鳥の巣作りによる被害が多い主な鳥は下記のような種があります。
・鳩(ハト)
繁殖回数:年2〜3回(5〜6回の場合もある)
巣作りの時期:春〜初夏(夏以外)
巣立ちまで期間:約70日
・ムクドリ
繁殖回数:年1〜2回
巣作りの時期:3月〜7月
巣立ちまで期間:約40日
・ヒヨドリ
繁殖回数:年1〜2回
巣作りの時期:5月〜9月
巣立ちまで期間:約40日
・ハクセキレイ
繁殖回数:年1〜2回
巣作りの時期:5月〜7月
巣立ちまで期間:約40日
・ツバメ
繁殖回数:年2〜3回
巣作りの時期:3月〜7月
巣立ちまで期間:約40日
② 鳥の巣ができることによって起こる被害
私たちの生活環境に鳥の巣ができてしまうことで、どんな被害が起きるのかを解説します。
・糞害
鳥のフンには病原菌が含まれていることがあり、「クリプトコッカス症」や「オウム病」、「喘息」等の病気の原因になることがあったり、下記で詳しく解説する害虫が繁殖する原因にもなります。
また、特に鳩(ハト)はフンのある場所に帰巣する習性がある為、更に被害を拡大する要因になってしまう可能性があります。
そして何よりも、住居の外観や清潔感を損なう原因となる上、量が多かったりフンが付着した状態で時間が経つと悪臭を発生し、近隣にも被害がおよんでしまいかねません。
・騒音トラブル
鳥の巣ができるということは、巣の中には鳥のヒナがいます。
ヒナは時間帯に関係なく、たとえ夜でも起きている間は、ほぼ鳴いています。
その鳴き声がうるさかったり、耳障りでストレスを感じる方は多いです。
・ダニ、ノミ等の害虫
鳩(ハト)やムクドリ等の野生の鳥は、ダニやノミ、寄生虫などを体に持っている可能性があります。
ダニやノミの中には鳥の羽毛を好む種類もいるので、鳥の体には大量にダニやノミがいることもあります。
また、鳥だけでなく、鳥の巣や乾燥した糞にも潜んでいる可能性があります。
特に多い種類がトリサシダニというダニです。
全長は0.5mm〜0.6mmほどで、4月〜9月頃にかけて繁殖します。
全世界の温帯地方に生息し、東京・神奈川・千葉・埼玉を含む日本の広範囲に生息しています。
ニワトリや野鳥に寄生して吸血し、ムクドリなどの野鳥の巣からも多く採取されます。
「トリサシダニ」のようなダニやノミなどが人間やペットの体についてしまったり、家の中に入って繁殖したりすると大変なことになります。
最近ではノミやダニに刺される被害が増えています。
腫れて痛みや痒みを生じ、よくよく調べていったら、鳥の巣が原因だったということが多いです。
アレルギーの原因にもなるので、注意が必要です。
③ 鳥の巣を駆除・撤去方法は?勝手に行うのは法律違反になる可能性がある。
上記の被害に遭われている方は、一刻でも早くなんとかしたいとお考えだと思います。
ですが、ヒナがまだ巣の中にいる場合は注意してください。
独自でヒナがいる巣を撤去・駆除してしまうと『鳥獣保護法』違反に当たる場合があります。
※鳥獣保護法とは(リンク先:環境省ホームページ)
鳥獣保護法第8条では、鳥を傷つけることや捕獲すること、鳥の卵を採取したり損傷させたりすることを禁じています。
仮に卵やヒナがいる巣を撤去してしまった場合は、鳥獣保護法違反となり、1年以上の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
そのため、巣の撤去は、ヒナの巣立ちをまで待ってから、行うのが基本的な対応となります。
ですが、既に被害を受けており、どうしても待てない状況の方は多くいらっしゃいます。
巣立ちまで待てない場合は法令違反にならないために、お住まいの市区町村や県に鳥獣捕獲申請を行い、許可を取る必要があります。
個人で申請を行うことも可能ですが、とりさぽのような専門業者に依頼する場合は、業者が全て申請を行ってくれます。
仮に申請から撤去作業まで全て自分で行う場合は、ゴーグル・マスク・手袋等で衛生対策をしっかり行いましょう。
④ 2023年被害が増えている東京・神奈川・千葉・埼玉で有害鳥獣捕獲申請が行える窓口と鳥被害に関する情報
東京・神奈川・千葉・埼玉の各都県の「有害鳥獣捕獲申請を行うことができる窓口」と「鳥の巣作り等による被害に関する情報」を抜粋して紹介します。
【東京都】
・東京都環境局
有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/animals_plants/birds/capture.html
・練馬区
練馬区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/sumai/machibika/karasu/taisaku.html
・大田区
大田区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/kankyou/karasu/hina.html
・新宿区
新宿区では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.shinjuku.lg.jp/seikatsu/file08_02_00001.html
【神奈川県】
・神奈川県ホームページ
有害鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/t4i/faq/p3324.html
・横浜市
横浜市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/412b42ba-1427-4448-bcc6-512702809258/start
・川崎市
川崎市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000017260.html
・相模原市
相模原市では、鳩(ハト)・スズメ・ムクドリ等の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/1026489/kankyo/1026504/1015732/1008060.html
【千葉県】
・千葉県ホームページ
有害野生鳥獣の捕獲に関する情報が掲載されています。
https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/choujuu/yasei-hokaku/index.html
・千葉市
千葉市では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.chiba.jp/kankyo/kankyohozen/hozen/shizen/sizen_yuugai_krs_q-a.html
・船橋市
船橋市では、カラスの巣作りと巣の撤去について情報が掲載されています。
https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kankyou/010/p101759.html
・松戸市
松戸市では、鳩(ハト)・カラスの被害に関する情報が掲載されていました。
→松戸市の鳩(ハト)被害に関する情報
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/kankyou/shizenkankyo/yaseichoju/hatohigai.html
→松戸市のカラス被害に関する情報
https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/kankyou/shizenkankyo/yaseichoju/karasuhigai.html
【埼玉県】
・さいたま市
さいたま市では、野生鳥獣に関する情報が掲載されています。
https://www.city.saitama.jp/001/008/001/p036709.html
・川口市
川口市では有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/01100/021/choju/26241.html
・川越市
川越市では有害野生鳥獣の捕獲申請に関する情報が掲載されています。
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/kurashi/kankyo/sonohokakankyo/chojyu.html
■まとめ
そもそもなぜ鳥は民家に巣を作るのでしょうか。それは安全だからです。
私たちと同じように、鳥も安心してヒナを育てられる環境を求めています。
だからこそ、鳥の巣作りによる被害は減らないのです。
改めて鳥の巣作りによる被害で悩まれている方はとても多いです。
ですが、正しい方法で撤去・対策を行わないと、法律違反になる可能性もあります。
困った時は一人で悩まず、専門業者に相談してみましょう。
とりさぽでは、そうしたトラブルの相談だけでも、真摯に対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。
とりさぽでは有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県等にお住まいの個人様、法人様からも数多くご相談をいただいており、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県での鳥害対策・駆除実績も豊富です。
害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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