コラム
2025.02.10
要注意!人を襲うカラスとその威嚇行動・対策まとめ
「いきなりカラスに襲われた」そんな経験をされた方はいらっしゃいますでしょうか。
カラスのイメージというと、ゴミ収集場所で生ごみを荒らすといったイメージをお持ちの方が多いと思いますが、近年カラスに襲われたり、威嚇をされるといった被害が増加しています。
もちろんカラスは、理由も無くに私たちを襲ったり、威嚇をしたりという事はありません。
しかし、最も身近な鳥類であるカラスは、私たちが生活していくうえでは、どうしても切り離せない存在でもあり、知らずしらずのうちにカラスの威嚇行動に繋がる行動をしている可能性があります。
この記事では、そうしたカラスの被害を未然に防ぐ為、カラスの生態や威嚇行動・その対策をまとめた内容になります。
カラス被害の防止やカラス被害に悩まれている方の参考になれば、幸いです。
【目次】
① 人を襲う可能性があるカラスの種類とその生態
② カラスが人を襲う理由
③ 見かけたら注意!カラスの威嚇行動
④ カラスに襲われない為に気を付けること
⑤まとめ
① 人を襲う可能性があるカラスの種類とその生態
人を襲う可能性があるカラスとは、「ハシブトガラス」という種類のカラスです。
世界に40種類以上生息しているといわれているカラスですが、日本に生息しているカラスは主に「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」という2種類です。
■ハシブトガラスの生態
・特徴
くちばしがアーチ状になっており、長く太く、飛び跳ねるように歩く。
・生息地
市街地や市街地近くの森林
・性格
神経質で攻撃的。
・好むエサとエサの食べ方
雑食で、安全な場所に運んでから、食べる。
・鳴き声
澄んだ鳴き声で、カァーカァーと鳴く。
■ハシボソガラスの生態
・特徴
ハシブトガラスより、少し小柄。くちばしは細く、直線的で、両足を交互に出しながら歩く。
・生息地
郊外や農耕地。
・性格
大人しく、人をあまり襲わない。
・好むエサとエサの食べ方
雑食で、その場で食べる。
・鳴き声
濁った鳴き声で、ガァーガァーと鳴く。
② カラスが人を襲う理由
よくお聞きする被害事例に、「ただ歩いていたら、いきなりカラスが襲ってきた」ということがあります。
人を襲う可能性がある「ハシブトガラス」ですが、理由も無しに人を襲うという可能性は低いです。
では、なぜカラスに襲われるといったことが起こるのか、その理由はカラスの繁殖期が関係しています。
カラスの繁殖期は、3月〜7月頃です。
この時期は巣やヒナを守る為に、親鳥の警戒心が強くなります。
①ハシブトガラスの生態で上述したように、ハシブトガラスは市街地を好む傾向があります。
実は、私たちが知らないうちに、巣の側を通ってしまっている可能性があります。
特にヒナの巣立ちが近づくとハシブトガラスはより神経質になるといわれており、近くを通ってしまった場合、すぐに威嚇行動や襲われてしまう場合があります。
この様にカラスは自分たちのヒナを守るために、威嚇をしたり、襲ったりすることがあります。
巣が近くにあることに気が付かずに近づいてしまった場合は、仕方がありませんが、それ以外で襲ってくる可能性は低いでしょう。
③ 見かけたら注意!カラスの威嚇行動
上述の様に、カラスは繁殖期に自分たちのヒナや巣を守るために威嚇行動を行います。
実際に行う威嚇行動は下記のような行動があります。
こうした行動を目にした場合は知らずしらずのうちにカラスの縄張り内に入ってしまっている可能性が高い為、注意が必要です。
・高所から大声で鳴き、頭上を飛び回る。
・電線や木の枝をつついたり、音を鳴らして枝葉を落とす。
・背後から接近し、頭上を低空飛行する。
・後頭部への襲撃。
※カラスは体の構造上、クチバシを使用して襲うということはなく、足で蹴るといった行動になりやすいです。
また特に注意が必要なのは、カラスの巣から卵やヒナが落下してしまっている場合や、巣立ったヒナが飛行訓練をしている最中に地面に降りてきてしまい、高所に戻ることができなかったりする場合です。
この様な場合は、親鳥も驚いている状態で混乱している可能性が高く、幼鳥を守ろうとする為、上記の威嚇行動が激しくなっている可能性が高いです。
④ カラスに襲われない為に気を付けること・対策
カラスやカラスの巣があるとわかって、カラスを挑発するような行動を行う方は少数かと思います。
実際にカラスに襲われたり、威嚇されてしまった場合は速やかにその場から立ち去るようにしましょう。
普段から、その道や場所を利用している場合は、迂回するなど避けることをおすすめします。
いきなりの襲来で、すぐに立ち去ることが難しい場合や迂回が難しい場合は、
・帽子を被る
・傘で後頭部を隠す
・両腕を上に上げる
・巣をじっと見ない
などの行動が有効です。
逆に傘や腕を振り回したり、石を投げたりするなどの行動は、カラスからすると攻撃してきていると誤認されてしまうこともあり逆効果です。
そして速やかにその場から離れられるようにしましょう。
どうしても生活圏内にカラスの巣ができてしまい、回避できない場合は専門の業者に相談することをオススメします。
仮に自分自身で、巣を撤去しようとしたりすると、上述の威嚇行動など、危険を伴います。
また危害があるからと言っても、カラスは鳥獣保護法で守られた野鳥の為、むやみに駆除したり、卵を撤去することは法律違反になる為、注意が必要です。
専門の業者であれば、カラスの対策から、行政への申請、再発防止策など、幅広く対策を提案してもらえる可能性が高いです。
その為、専門の業者に相談することがオススメします。
⑤まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事をご覧の方の中には、カラスに襲われてしまった経験があるという方もいらっしゃるかもしれません。
私たちに悪気がなくても、知らずしらずのうちに、カラスの縄張りに侵入している可能性があります。
カラスに威嚇行動をされた場合は、近くに巣がある可能性が高いです。
巣を避けて行動できない場合や既にカラスの被害が発生している場合は、早期で専門の業者に相談しましょう。
被害が大きくなる前に、まずは早めに一度ご相談ください。
とりさぽでは、個人の住宅から法人の大規模施設から公共施設まで豊富な対策実績があり、最初のお問い合せ対応から専門の知識を持ったスタッフが対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。
とりさぽでは、有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。
害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。