お知らせ
2023.07.24
空き家・空室で急増する鳩(ハト)・カラス等の鳥被害に関する情報と対策まとめ
環境の変化により、「鳩(ハト)」や「カラス」等の鳥が、私たちの住む住宅地に巣を作ることが増加してきました。
特に最近では、ニュース等で目にする機会が増えた「空き家・空室問題」と重なり、『空き家・空室での鳥トラブル』が増加しています。
「とりさぽ」にも、空き家・空室関連の相談を数多くいただいております。
日本では空き家が増え続けており、この30年間で2倍以上に増加しています。
空き家は放置されると鳥トラブル以外にも、「倒壊や崩壊」、「ごみの不法投棄」、「放火」等、様々なトラブルの原因となる可能性があります。
また自分自身だけでなく、近隣の住人の方にも悪影響を与え、近所トラブルにも発展する可能性があります。
増加する空き家問題。大きなトラブルに発展する前に対策することが、とても重要です。
この記事では、そうした空き家・空室における鳩(ハト)・カラス等の鳥による被害に関する情報をご紹介いたします。
〜目次〜
① 空き家・空室における鳥被害とは
② 空き家・空室を狙う鳥の種類について
③【建物別】特に狙われやすい注意すべき場所
④ 空き家・空室での鳥被害に関する対応・対策
⑤ まとめ
① 空き家・空室における鳥被害とは
空き家・空室における鳥被害とは、民家の空き家や集合住宅等の空室が原因となって起きる鳥被害のことを指しています。
空き家・空室が原因となって起きる被害は、主に以下の3つです。
◆糞害
鳥が巣を作ったり、飛来してその場に留まることで、「ベランダの手すり」や「床」等に鳥の糞が溜まります。
見た目としても決して綺麗なものではありませんが、鳥の糞には、呼吸器疾患を引き起こしたり、結膜炎を引き起こす可能性がある感染症の病原菌が潜んでいることが多いのです。
鳥の糞は、他にも多くの病原体が含まれているといわれており、鳥の糞が原因で重篤なアレルギーを引き起こすこともあります。
上記の様な感染症の多くは、糞に触れなくても、乾燥して空気中に漂う糞の粒子を吸い込んだりすることで感染する可能性もあります。
仮に所有者が気づかないうちに、近隣の住人の健康被害の原因となってしまっていたら、恐ろしいことです。
さらに、鳥の糞には金属やコンクリートを劣化させる成分が含まれおり、建物にとってもよくありません。
前述の様に「建物の倒壊や崩壊」に繋がったり、集合住宅等では重大な補修や修繕が必要となってしまう場合があります。
◆騒音被害
鳥の巣にいるヒナの鳴き声が原因となり、起きるトラブルです。
近隣の方の生活に支障をきたしたり、睡眠障害の原因にもなります。
ヒナは昼夜問わず鳴き続ける為、近隣の方にとっては大きなストレスとなります。
空き家・空室となると所有者がその場にいない為、近隣の方の苦情によって気づくケースが多いです。
◆衛生問題
前述の糞害のほか、鳥のヒナの死骸が転がっていたり、鳥の巣に潜むダニが繁殖したりします。
特に鳥の巣に潜むダニ(トリサシダニ)は注意が必要です。
近隣の住宅や隣室等まで侵入する可能性があり、仮に侵入されてしまって場合、非常に強い痒み等を引き起こします。
さらにダニ(トリサシダニ)が原因になっていることに気づくのが遅れると、近隣・隣室までもダニ(トリサシダニ)の温床となってしまい、更に被害が拡大し、その対応までしなければいけなくなる可能性があります。
② 空き家・空室を好む鳥の種類について
「住宅の空き家」や「集合住宅等の空室」に飛来したり、巣を作るのは主に以下の鳥です。
・鳩(ハト)
・カラス
・椋鳥(ムクドリ)
・スズメ
住宅地は、「鳩(ハト)」・「カラス」・「椋鳥(ムクドリ)」・「スズメ」等にとって、外敵が少なく、雨風が防げる為、安心して巣作りや生活をすることでできる場所が多いです。
それが空き家・空室となると、侵入を防ぐための対策等がされておらず、鳥に侵入や飛来の機会を常に与え続けることになります。
特に鳩(ハト)は糞のある場所に寄り付く習性がある為、更に被害を拡大する要因になってしまう可能性があります。
集合住宅では、一つの空き家に飛来・営巣をされたことをきっかけに、建物全体に被害が及ぶことに繋がってしまいます。
鳥たちの多くは、春先から初夏にかけて、巣作りを行うために早期で飛来・侵入させない対策をとることが重要です。
③【建物別】特に被害が多い注意すべき場所
とりさぽにお問合せいただいたご相談から、特に被害が多い場所を建物別にご紹介します。
「空き家の所有者」や「空室の管理者の方」は、お部屋のチェックや対策を行う場合、参考にしていただけますと幸いです。
◆戸建住宅(一軒家)
・ベランダ
・軒先
・屋根(屋根裏)
・アンテナ
・換気口
・換気扇
・雨戸
・庭木
◆集合住宅(マンション・アパート・公営住宅・団地 等)
・ベランダ
・エアコンの室外機(室外機の裏側や隙間)
・アンテナ
・ベランダに荷物が置いてある場合、その荷物の影や隙間
※窓が割れている箇所等、部屋の中まで入れる隙間がある場合、部屋の中まで侵入することもあります。
④ 空き家・空室での鳥被害に関する対応・対策
実際に鳥トラブルが発生してしまった場合は、早期で対応・対策することが重要です。
空き家・空室の所有者でない場合は、その所有者に被害状況を説明し、対策を相談・依頼して下さい。
所有者が個人の方で、対人トラブルを避けたい場合は自治体に相談をしてみましょう。
近年では「空き家対策」の為の部署を設ける自治体が増えてきていますので、相談を受け付けて下さる可能性があります。
所有者・管理者の方は、放置してしまうと建物の被害だけでなく、近隣トラブルにまで発展し、被害の補償等をしなくてはならなくなる可能性があります。
所有者としても早期で対応を行うことをおすすめします。
◆個人で対策する場合
まず被害の起きている場所にヒナがいるかどうかを確認してください。
まだ巣にヒナがいる場合は、勝手に移動させたり、処分をすると鳥獣保護法に関わるため、注意が必要です。
ヒナがいる場合、お近くの自治体に捕獲申請をする必要があります。
申請手続きは煩雑であり、免許の保持等も関わるため、慣れている専門家にお任せする方がスムーズに進みます。
また上記でお伝えした通り、鳥の糞や巣には病原菌やダニ(トリサシダニ)が潜んでいる為、ご自身の健康を害する恐れがあります。
ご自身で対応する場合は、防護服等で身を守り、細心の注意をはらって下さい。
◆専門業者に頼む場合
適切に正しく対応を行いたい場合は、専門の知識を持った業者に相談することをおすすめします。
専門業者の場合は捕獲申請から対応する場合が多いため、ご相談後はご自身の手間を減らすことができます。
ですが専門業者の中には、鳥に関する知識が足らず施工が不十分になってしまう可能性があるので注意しましょう。
被害内容を相談した際に、「親身になって聞いてくれるか」・「鳥被害に関する知識をしっかり持っているか」を確認して下さい。
私たち「とりさぽ」の場合は、お客様からいただいたお問合せに対し、お客様の立場にたった対応を心がけており、教えていただいた情報から、可能な限り丁寧にご案内させていただきます。
その後の捕獲申請から巣の撤去・清掃・再発防止策のご提案まで一貫して対応しており、空き家での鳥被害・鳥トラブルの対応経験・実績も豊富です。
⑤ まとめ
近年、増加し続ける「空き家問題」
比例するように「空き家・空室での鳥被害問題」、も増え続けています。
一番いけないことは、問題が起きた際に放置してしまうことです。
しっかり対応・対策することで、被害をなくすことができます。
とりさぽでは、そうしたトラブルの相談だけでも、真摯に対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。
とりさぽでは有害鳥獣捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。
害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※記事で掲載している写真はイメージです。(実際の建物と記事の内容は関係ございません)