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2023.07.10

換気口(換気扇)・戸袋にできた鳥の巣の危険性と対処方法

最近、換気口(換気扇)・戸袋から、「物音」だったり「換気扇の周りが悪く、枝が詰まっている」ようなことはありませんか?

前回の投稿では、関東地方(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で急増している『鳥の巣の駆除・撤去』について記事を投稿しました。

今回の内容は「鳥の巣の被害」の中でも、特に急増している「換気口(換気扇)・戸袋にできた鳥の巣による被害」についてです。

 

 

換気口(換気扇)・戸袋は、普段の生活で意識することが少ない場所ですが、鳥にとっては巣を作りやすい場所です。
またベランダや屋根と違って、外から見えにくい場所の為、気づかなかったり、気付いたとしても放置してしまう方が多い場所です。

ですが、放っておくと思わぬところで被害が出る可能性があります。

今回の投稿では、そうした換気口(換気扇)・戸袋にできた鳥の巣の危険性と対処方法を解説します。

 

 

〜目次〜

①換気口(換気扇)・戸袋に巣を作りやすい鳥

②鳥の巣が原因!? 体の痒み等の被害について

③換気口(換気扇)・戸袋に鳥ができてしまった場合の対処方法

④換気口(換気扇)・戸袋に鳥の巣を2度と作らせない様にする対策

⑤まとめ

 

 

①換気口(換気扇)・戸袋に巣を作りやすい鳥の種類

 

特に換気口(換気扇)・戸袋に巣を作りやすい鳥の種類は、「雀(スズメ)」と「ムクドリ」です。

 

スズメが好む空間は、人目に付きにくい屋根や建物の隙間です。
そこに枯れ草や藁などを材料に巣を作ります。

他の鳥の巣を街の中で見かけたことをある方はいらっしゃると思いますが、スズメの巣を見かけたことがある方は少ないと思います。
スズメの性格はとても臆病で警戒心が強く、人目に付きやすい場所には巣を作らないのです。

具体的な場所は屋根の隙間・軒下・雨どい・換気扇・カーポート等です。

 

ムクドリが好む空間は、穴の中です。

この穴が指す場所は自然界だと、木にできた空洞です。

ムクドリは巣作りするうえで、外敵から身を守ることができるかどうかを最も重要にしています。
そんなムクドリにとっての天敵は、カラスや鷹です。
ムクドリの親は、生まれたヒナ達にエサをあげる為に、孵化後はしばしば巣を空けてエサを探しにいきます。
そこを狙っているのが、天敵のカラスです。
仮に見晴らしの良い場所に巣を作ってしまうと、簡単にカラスにヒナを食べられてしまいます。
こうして巣を作るムクドリですが、都市部進出が進んだ現在では、人家がその主な巣づくりの場所となっていっています。

カラスが入ってくることができず、雨風もしのげる戸袋や、雨戸と窓の隙間・換気扇などの場所を好んで巣を作っています。

 

 

②鳥の巣が原因!? 体の痒み等の被害について

 

・体の痒み

換気口(換気扇)・戸袋に鳥の巣ができてしまった場合、まず気づく原因として多いのが、体の痒みです。

梅雨の時期はダニ・ノミが繁殖しやすい時期であり、ノミやダニが原因となると家の中の寝具やカーペットを疑う方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、『ダニ』が原因であることは同じです。

特に雀(スズメ)とムクドリの巣はダニの温床となっています。
換気口(換気扇)や戸袋の中にできた、鳥の巣にいるダニ達が家の中にまで降りてきてしまっていることが、根本の原因となります。
気がついた時には体中に蕁麻疹のような赤いブツブツができ、非常に強い痒みの症状が出ます。

とりさぽにご相談いただいた神奈川県横浜市にお住まいのA様は、鳥の巣が原因だということに気づかず、1ヶ月以上痒みに悩まれるということもありました。

原因をつき詰めると、お風呂場の換気口にできた鳥の巣からダニがお風呂場に降りてきていることが原因でした。

せっかくお風呂で綺麗になっているつもりが、実はダニに犯されていたということになるとは恐ろしいですよね。

 

 

 

・糞害

鳥の巣ができるということは、鳥が生活しているので、糞が出ます。

換気口(換気扇)は私たちが吸い込む空気に関わり、戸袋は戸や雨戸を収納した際に汚れが付いてしまう可能性があります。

また糞には様々な雑菌が含まれており、見た目の汚さだけでなく、健康被害に繋がる可能性があります。

 

・騒音被害

鳥の巣には必ずヒナがいます。
ヒナ達は昼夜関係なく鳴いているので、睡眠の邪魔となったり、近隣から苦情がくる可能性があります。

 

 

このように放置していると、様々な被害を引き起こし、深刻な健康被害に繋がる危険性があります。

 

 

③換気口(換気扇)・戸袋に鳥ができてしまった場合の対処方法

 

前回の投稿でお伝えした様に、無断で鳥を捕獲・駆除することはできません。
その為、巣にまだ鳥がいるかどうかを確認してください。

 

巣に鳥がいる場合は、お住まいの市町区村の役場で有害鳥獣の捕獲申請を行う必要があります。

早くなんとかしたいという状況だとは思いますが、勝手に対処してしまうと法律違反になる可能性がありますので、ご注意ください。

捕獲は専門知識が必要なことですので、ご自身でご対応をされるのはおすすめできません。
役所に相談するか、専門業者に相談をするのがおすすめです。

 

鳥が巣立った後で、巣に鳥がいない場合でも絶対に放置はしないでください。
上記でお伝えしたように、鳥の巣には鳥に付いているダニが大量にいます。

鳥はもういないから安心と放っておくと、大変なことになります。

必ず巣を撤去し、清掃を行なってください。

 

清掃時も体にダニが付いてしまうと、痒みや蕁麻疹を引き起こしますので、防護服等で体を完全防護して撤去・清掃を行なってください。

 

 

④換気口(換気扇)・戸袋に鳥の巣を2度と作らせない様にする対策

 

鳥の巣を作られてしまったということは、あなたの家の換気口(換気扇)・戸袋は雀(スズメ)やムクドリにとって、巣を作るのに適した場所ということです。

 

せっかく苦労して対応したのに、その後何も予防・対策を行わないと来年も同じ被害をうけてしまう可能性があります。

その為、巣を作られない様にネットを張ったり、忌避剤を散布して対策を行うと良いでしょう。

ネットを張るにしても雀(スズメ)やムクドリは小さい鳥なので、1cmほどの隙間があると侵入してきてしまいますので注意しましょう。

 

 

⑤まとめ

 

換気口(換気扇)・戸袋は、普段から意識して異変がないかを確認するのは難しい場所です。
ですが、気付いた時には既に鳥の巣ができているということが増加しています。

 

鳥の巣は1日で完成するわけではなく、スズメであれば約10日ほど完成までにかかります。

普段見ない鳥が近くの塀等に止まっていたり、周囲に枝が落ちていたりしたら、確認する様にしましょう。

 

既に鳥の巣ができてしまっていた場合は、早急に対応することが最適です。

困った時は一人で悩まず、専門業者に相談してみましょう。

 

とりさぽでは、そうしたトラブルの相談だけでも、真摯に対応させていただきます。
鳥と人間がお互い気持ちよく暮らしていけるよう私たちの経験や知識が少しでも役に立てたらと思っています。

とりさぽでは捕獲申請の代行〜鳥の巣の撤去、再発防止対策まで全て一貫して行っております。

本年は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県等にお住まいの個人様、法人様からも数多くご相談をいただいており、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県での鳥害対策・駆除実績も豊富です。

 

害鳥駆除のプロがお電話やチャット対応を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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