コラム
2021.08.28
コウモリの被害例
世界には約960種類のコウモリが生息しており、
日本でも35種類(分類法により変動)が確認されています。
そのなかでも、家を棲み処とするコウモリのほとんどがアブラコウモリです。
そのため、アブラコウモリは別名イエコウモリともよばれています。
アブラコウモリは体長4cmから6cm、体重5gから10gほどと体がとても小さいため、1.5cmの隙間があれば、楽々に出入りでき、壁のちょっとした隙間や自然吸排気口から入り込みます。
暖かく暗いところを好むため、家はもちろん、倉庫などにも棲みつき、天井裏、戸袋などに巣を作ります。
また、コウモリは春から夏にかけて子供を産むため、6〜8月頃に被害が激しくなります。
家にアブラコウモリが巣を作ったときに起きる被害を紹介します。
【コウモリによる被害】
・糞尿による被害
コウモリは巣の周辺に大量のフンをします。
コウモリのフンや尿が天井や壁からもれ出し、黒ずみなどが発生し、家が傷む可能性があります。
・悪臭の被害
コウモリのフンや尿は悪臭を放ちます。
家に棲みついたコウモリのフンがたまることで、家の中に悪臭が広まる可能性があります。
・鳴き声や羽音による騒音被害
コウモリは夜行性動物のため日が暮れてから活動します。
夜中の寝ている最中に鳴き声や羽音に悩まされることも多く、ひどい場合は睡眠不足になる可能性があります。
・感染症を引き起こす可能性
コウモリはネズミと同じで病原菌を持っている恐れがあります。
また、コウモリに寄生しているダニやノミや、フンの雑菌やウイルスにより、
アレルギーや感染症などの、深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
コウモリの駆除や対策は難しく、少しでも対策が不十分だと、再発や悪化してしまう可能性があります。
便利屋さんから専門業者までピンキリのため、しっかりと知識をもった業者に依頼することが大切です。
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